台風は気象庁が進路の予想を発表するが、過去には、こんなことも!

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台風は、一般的に、
夏から秋にかけてがピーク
と言われていますが、

 

過去には、
気の早い台風もいて、
1979年の1月2日の正月に
発生したのもありますし、

遅いモノでは、
1954年の12月24日のクリスマスに
発生したものもあります。

つまり、
台風は、実は、1年を通して、
いつ発生しても、
おかしくないものなのです。

でも、毎年、台風シーズンが来て、

台風が発生すると、

日本国民は、
その台風の進路が気になります。

では、
その台風の進路というものは、
気象庁は、どうやって、
予測しているのか、ご存知ですか?

 

 

 

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台風は気象庁が進路を決めているのか?

 

 

気象庁は、
台風が発生すると、
24時間先までの台風情報を
1日8回、発表しており、

 

72時間後も、引き続き、
台風であると予想した時は、
120時間後までの進路予報を
1日4回のペースで発表するとしています。
これ、知ってました?

 

1日8回の予報では、

  • 台風の中心位置
  • 進行方向と速度
  • 中心気圧
  • 最大風速(10分間平均)
  • 最大瞬間風速
  • 暴風域
  • 強風域

などという情報を発表するのですが、

 

1日4回の予報では、各予報時刻の台風の

  • 中心位置(予報円)
  • 中心気圧
  • 最大風速
  • 最大瞬間風速
  • 暴風警戒域

などという情報を流しています。

 

つまり、
気象庁が台風の進路を決めて、
発表しているということです。

 

台風を気象庁が予想する時には?

では、
気象庁は、
どうやって、台風の進路などを
予想しているのか?

 

実は、
台風は、自分では進めないって、
知ってました?

自然に発生しても、
自力では、前にも、
横にも動けないのです。

要するに、
風に
後押ししてもらわないと進めない、
動けないということなので、
台風の進路は、
台風のいる場所での風向きによって、
進路が決まるのです。

 

地球上で吹いている風を大きく分けると、

  • 北半球の「偏西風
  • 貿易風
  • 南半球の「偏西風

の3つが存在します。

日本に直接、影響があるのは、
北半球の「偏西風」です。

 

ですから、基本的には、
台風は、西から東に向かって
進路を取ることになります。
テレビなんかの天気予報を
思い出すと、わかるように、

台風は、テレビ画面の地図の
左下から右上に進んでいますよね?

これが、「偏西風」の影響で
動いているということです。

 

そして、

台風の進路に影響する、
もう一つの要因は、「気圧配置」です。

 

テレビなどで見かける天気図に、
等圧線が描けれているのを
見たことがあると思います。

その天気図の等圧線には、
気圧が周りよりも
低い部分の連なりができるのですが、
それが「気圧の谷」と呼ばれます。

 

台風は、
その「気圧の谷」を
超えることはできないため、
「気圧の谷」に沿って
進むことになります。

 

従って、気象庁は、

台風の進路を

偏西風などの風向き」と
気圧の谷」の方向

から、予想しているというわけです。
(かなり、簡単に言いましたが)

 

 

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台風の進路、過去には、どんなものがあった?

 

毎年のように、
ちょっと変わった進路を取る
台風が出てきますが、
過去を振り返ってみると、
特徴的な進路の台風が数多く存在します。

 

少しだけですが、
取った進路を線で示した地図をご紹介します。

 

1955年の 台風9号

九州に近づいたのに、
同じ道を戻って、退散しました!

出典:気象庁ホームページ 
(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html)
(出典根拠(以下の図も同様):http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/coment.html)

 

1974年 台風14号

一度、中国大陸に上陸したのに、日本に上陸してしまいました。

出典:気象庁ホームページ 
(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html)

 

1986年 台風14号

酔っぱらいのように、迷走しました。

出典:気象庁ホームページ 
(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html)

 

2003年 台風18号

日本からは離れてましたが、まったく、同じ経路を往復!

出典:気象庁ホームページ 
(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html)

 

2011年 台風6号

四国にワンタッチして、逃げて行きました。

出典:気象庁ホームページ 
(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html)

 

まとめ

過去には、
色んな進路、
経路をたどった台風があったようですが、
気象庁は、
どこまで、予想できたのでしょうか?

実は、
日本には米軍が駐屯しているということもあり、
米軍の台風情報が、注目されることもあります。
が、残念ながら、英語表示なので、
一般的にはなじまないかもしれませんね。

でも、

台風の進路は、気象庁まかせ!
ではなく、
偏西風」と「気圧配置」の情報があれば、
おおまかな進路予想は可能かもしれませんね。

 

 

 

 

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