上司への
年賀状は出すべきか?
この時期になると、
出したくでも、住所知らないし、
メールで出してもいいのかな?
と、あれこれと悩む人が多いようです。
上司への年賀状は出すべきか?
上司へ
年賀状は出すべきか?
と聞かれると、
今現在の一般論から言うと、
出さなくてもいい
という言い方ができます。
何故かと言うと、
ある時期から、日本では
多くの会社で、
「虚礼廃止」という通達が出され、
社員同士の年賀状のやりとりを禁止、
あるいは、控えるように
というルールが設定されたからです。
ですから、
上司への年賀状を
出すべきかどうかで悩む前に
所属している会社で、
「虚礼廃止」ルールが
あるかないかを確認すべきです。
「虚礼廃止」とは、
社員同士での年賀状のやりとりを
禁止する!というようなことなんです。
えっ!?そうなの?
と思いそうですが、
そういうことなんです。
本来の年賀状は正月に届ける新年の挨拶状。
でも、
社員同士だと、
正月明けの4日には仕事が始まり、
顔を合わせるわけですから、
実際に、新年の挨拶ができてしまいます。
なので、
年賀状は、
虚礼に該当するとしたからです。
つまり、
形式的なことは
止めましょう!ということです。
また、別の観点ですが、
年賀状については、
過去から、
問題視されていた部分もありました。
部下が
上司に年賀状を出すか出さないかが
人事評価に
つながってしまうのではないかと
悩んでしまう社員がいたり、
逆に、
人事評価項目の一部として、非公式に
組み込んでしまっている上司もいたからです。
また、従業員数が多ければ多いほど、
形式としての年賀状、
つまり、虚礼としての年賀状が多くなり、
年賀状を出す方も、
受け取った方も、
労多くして功少なしという現象となるため、
いっそのこと、
年賀状のやりとりは、虚礼とし、
年賀状のやりとりを禁止する
ということにつながってきて、
最終的に、
「虚礼禁止」の
通達を出す企業が増えてきているのです。
これは、
非常に、合理的な発想と言えるでしょう。
この虚礼廃止というルールが
日本人として、人として、
良いことなのかどうかの判断は別として、
まずは、
所属している会社で
虚礼禁止の通達が
発効されていないかどうかを
確認すべきです。
もし、
虚礼禁止の通達が出ていない場合は、
信頼できる先輩に確認しましょう。
OJTリーダー
つまり、
仕事を教えてくれる役割になってる先輩が
いる場合は、
OJTリーダーに聞くのが良いでしょう。
あるいは、
人事部や総務部に
「友人の会社では、
虚礼禁止で年賀状のやりとりが
禁止されていると聞いたが、
この会社では、
そういうルールはあるでしょうか?」
などと質問してみるのも一つの方法です。
ただ、
会社には会社の文化がありますので、
一般論ではなく、
所属している会社では、
どうなっているのか?
ということが重要になってきます。
特に、
新入社員や転職で入社した人の場合は
やはり、
郷に入れば郷に従う
という精神で、余計なリスクは取らずに、
先輩などの他の社員に実態を
聞いてみることをオススメします。
上司に年賀状を出したいけど住所知らない!
上司に年賀状を出したいけど
住所を知らない!
なんてことも
普通に起こりうる事態です。
会社が虚礼禁止の通達を
出していないとなると、
年賀状のやりとりは
禁止されているわけじゃないので、
上司にも年賀状を
出してもかまわないということになりますが、
上司の住所知らない!のは、当たり前です。
企業にもよりますが、
従業員名簿や社員住所録などというリストが
エクセルなど電子ファイルや紙ベースで
配布されている場合があります。
もし、
そういうものが
誰にでも閲覧できる状態であれば、
そのリストで
上司などの住所を入手すれば、OKです。
もし、
社員名簿のようなものが存在しない
あるいは、配布されていない場合は、
先輩や人事部などに確認すべきですね。
知らないだけで、
存在しているかもしれないからです。
ただ、今の世の中、
個人情報保護という観点で、
全社員に対して、
社員名簿を配布しない企業もあると思います。
それは、ある意味、
虚礼禁止につながる行為と思われますので、
やはり、
先輩や人事部、
総務部あたりに確認してください。
上司への年賀状はメールでもいいの?
じゃあ、
上司への年賀状は
メールでも良いのでは?
と思ってしまう人もいるでしょう。
メールは、
仕事でも
普通のコミュニケーションの手段として
活用されていますし、
ビジネス上でも、
正式な伝達手段になっています。
ので、年賀状をメールで!
と思う人がいても当たり前。
実際に、
メール年賀状に
変えている人も多いですからね。
しかも、
個人情報保護の観点から
社員名簿のような住所を知る手段も
ないとなると、
メールで送付したくなる人もいるはず。
でも、
誰にでも、
知りえるメールアドレスというと、
仕事上で使っている名刺に
書いてあるメルアドです。
その会社のメルアドに年賀状を出すの?
となると、
少々、おかしな話になりますね。
家でも、
会社のメールが
見ることができる時代ですから、
元旦早々に、スマホの着信音が鳴りっ放し
というのも、迷惑な話ですし、
あまり、意味がないように思えませんか?
というこで、
少なくとも、会社の上司に
メールで
年賀状を出すことは避けた方が無難ですね。
一般的にも、
メール年賀状は一部では行われていますが、
まだまだ、認知されていないと思われます。
メール年賀状は、
メール年賀状を送ってきた人にだけ、
メール年賀状を出す
という使い分けで、
対応するのが無難であり、ベストでしょう。
上司への年賀状のまとめ
上司への年賀状は出すべきか?
と、考えているアナタは
礼儀正しい人だと思います。
今の世の中、
年賀状のやりとりという慣習は
重要視されなくなっている風潮があります。
企業では、
虚礼廃止という名目で
合理的に、
年賀状のやりとりを禁止していますし、
個人情報保護という観点でも、
人に住所を聞かれること自体に
抵抗を感じてしまう人が増えています。
そんな中、
会社の上司に年賀状を!
と思う人は、
なかなか、人間味がある人でしょう。
でも、
会社に、虚礼廃止の通達が出ていれば、
それに従って、
会社の人には年賀状を出さない!
ということにした方が、無難でしょう。
入社して、3年、4年と経過し、
社内の実情が見えてきた時に、
あらためて、
判断してもいいのではないでしょうか?
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