ひな人形の
処分方法は悩みます。
いつからか、
飾らなくなり、邪魔になってきた。
カビが生えてしまって、飾れない。
などという理由で
飾らなくなった雛人形は
どんな時期に
処分すれば良いのか?
人形だから、
供養した方が良いのでは?
処分したいけど、
いつまでも
実行できずにいる人が多いようです。
ひな人形を処分する方法は?
ひな人形の処分方法は?
と考え出すと、
普通に、
捨てていいのか?と悩みますよね。
伝統ある日本の文化ですし、
女性にとっては、
自分の身代わり人形だから、
という意味からも、
処分方法がわからずに、
あるいは、
処分することを先延ばしにしている
というような方が多いのです。
どうして、処分したいのか?
という理由は
人さまざまだと思いますが、
相手が人形、
しかも、
身代わり人形と言われる雛人形。
ちゃんとし形で処分したいものです。
ゴミとして、ポイッと、捨てる
という方法だと、
なんだか、かわいそうですし、
あまりに、冷た過ぎる?
と思う人も多いかと思います。
じゃあ、
ゴミとして捨てないという方法で
考えられる処分方法は、
というと、
- 1.親戚、友人などに譲る
- 2.寄付する
- 3.オークションなどで売却する
という方法が考えられます。
つまり、誰かの役に立つ方法の方が、
まだ、
気持ちが楽なのではないでしょうか?
2の寄付の場合は、
幼稚園や老人ホームなどの施設へ
寄付をするというのも有効ですね。
ただし、
お持ちの雛人形が
どういう状態かによっては、
譲りたくても譲れないことになります。
もちろん、
リサイクルショップなどで
引き取ってもらう
という方法もあるわけですが、
この場合も、
お持ちの雛人形が
汚れていたり、破損していたら、
引き取ってくれないことも多いでしょう。
七段飾り、
八段飾りという立派な雛人形でも
カビが生えていたり、
お人形さんの一部が破損していたりしたら、
売り物でなくても、
譲られた方が
迷惑してしまうかもしれません。
自分が要らない者は他人も要らない?
というように
考えた方が良いかもしれませんね。
しかも、
ひな人形は
身代わり人形と言われていますし、
「人形には魂が宿る」とも言われますが、
誰かのお古をもらうのは、
気持ちの良い物ではないでしょうね。
ひな人形の処分に適した時期は?
ひな人形の処分に
適した時期は、というと。
そもそも、
雛人形を処分することを
考え出したということは、
もう、用済みだと
思っているということですよね?
なぜ、用済みに
なったのかという理由としては、
- 1.いつしか、飾らなくなった
- 2.部屋が手狭になった
- 3.カビが生えてしまった
- 4.汚くなった
- 5.結婚したので出番がなくなった
などということが想定できます。
本来と言うか、
日本の伝統としての雛人形は
女性一人に一つは
身代わり人形として持っている
という意味合いがあると
言われていますので、
本来は、
ひな祭りに飾らなくても、
自分専用のひな人形として、
持ち続けるべきモノではないか
という考えもあります。
が、しかしながら、
処分すると決めたのであれば、
下記のように、
各理由ごとに、
適切な時期、
タイミングで処分すべきでしょう。
1のいつしか飾らなくなった
2の部屋が手狭になった
5の結婚したので、出番がなくなった
という理由の場合は、
成人するタイミングに処分する
あるいは、
結婚と同時に、処分する
というタイミングが
良いのではないでしょうか。
つまり、
成人式が過ぎ、
次の3月3日の
ひな祭りを最後のひな祭りとし、
その後に、処分するというタイミング。
そして、
結婚が理由で、雛人形を処分する時は、
結婚後の
新居の家具などを準備している時期に、
処分するというのが、ベストな時期でしょう。
なお、
3と4が処分する理由、
つまり、ひな人形の状態が
良くないことが理由の場合は、
処分するというより先に
修理できないか?を検討する
そして、
修理が無理なら、買い替える
という順序で、検討してもいいかと思います。
ひな人形を買い替えてはいけない
ということは言われていませんので、
買い替えても問題ないのですが、
立派なひな人形であれば、
修理することも有効な手段です。
と、書きつつも、
既に、処分することを決めている場合は
下記をご参照ください。
ひな人形を処分する時は供養すべき?
ひな人形の処分は
供養するということがベスト?
供養という儀式で、
一般的に知られているのは
針供養。
折れたり、曲がったり、
錆びてしまった縫い針を
神社などに納め、
祈祷などしてもらってから、
処分してもらうことですが、
この針供養のように、
人形供養という供養もあるのです。
そもそも、
「人形」というものは、
「ひとがた」と読まれ、
人の身代わりに
なってくれるという意味もあり、
ひな人形に限らず、処分する時は、
ただ、捨ててしまうのではなく、
供養した上で、
処分してもらう人が多いのです。
ひな人形の由来というか、役割には、
女性の身代わりになって、
厄や災難を
引き取ってくれると言われています。
従って、
理由は、ともかく、
処分するからと言って、
ゴミとして捨ててしまうのではなく、
神社などに納めて、
供養していただくのが最良です。
ひな人形を
買い替える場合は古い方の雛人形を
そして、
単純に、
処分する場合は、処分するひな人形を
しかるべく神社やお寺に納めて、
供養してもらうのです。
日本には、
その人形の供養を
引き受けてくれる寺社は多数あります。
ご近所にも、
探せば、必ず、あるはずです。
また、日本のいたるところに
定期的に人形供養の行事を
実施している寺社がありますし、
郵送で受け入れてくれる寺社もあります。
詳しくは、
下記のサイトでご確認ください。
⇊ こちらです。 ⇊
「人形供養について」
以外ではあるのですが、
東京の明治神宮では、
毎年、10月15日に一番近い日曜日に
「人形感謝祭」が開かれますので、
東京近郊の方は、明治神宮で
参拝されるという方法もありますね。
なお、
他にも
人形供養で有名な寺社がありますので、
下記にピックアップしておきます。
北海道札幌市の西野神社
3月3日のひな祭りに
人形供養祭が開かれており、
宅配便での送付も受け入れてくれます。千葉県の本光寺
受け付けは持参の場合は
9時から17時の毎日
郵送、宅配での受け付けも可能。
そして、毎年4月の第2日曜日に「人形供養祭」
が開かれて、
供養に参列することができます。和歌山県の加太淡島神社
ひな人形の男びな、女びなの始まりが、
この淡島神社のご祭神である
少彦名命と神功皇后の男女一対のご神像だと言われています。
また、
仁徳天皇の時代、
この地(加太)に遷宮された日が
3月3日であったということで、
ひな祭りが
3月3日になったと伝わっています。その3月3日の雛流しの神事は
全国から女性が集まり、
人形への想いを込める一大行事になっています。
ひな人形の処分方法のまとめ
ひな人形の処分方法は、
ただ、ゴミとして、
捨ててしまうようなことは避け、
人形供養という形の処分がオススメです。
雛人形に限らず、
「人形には魂が宿る」と
日本だけでなく、
世界中で言われていますから、
自分の災厄を
引き取ってくれていた
という感謝を込めて、
寺社の人形供養の
祭事などを
利用されるのが良いでしょう。
男の端午の節句、
つまり、
五月人形にも
同じことが言えますね。男性もご参考にどうぞ。
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