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沖ノ島
2017年7月の世界遺産委員会で
正式に、

世界遺産に登録されることになりそうです。

 

世界遺産になると、
一気に人気が高まり、
観光地になる可能性が高いですが、

一方で、

沖ノ島は観光できるのか?
どうやって、アクセスするのか?
女人禁制らしいけど、差別じゃないの?

 

という疑問が噴出しているようなので、整理してみました。

 

 

 

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沖ノ島は世界遺産になると観光できる?

 

沖ノ島世界遺産になると
観光地になるのか?

ということについては、
色んな見方があるようです。

 

もともと、
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
として、

沖ノ島を含む8件の遺産群で

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の
世界文化遺産に登録申請していました。

しかし、
諮問機関である国際記念物遺跡会議が
2017年5月に、

8件の構成遺産の内、
大島と九州本土の遺産を除いた
沖ノ島付近の4件だけでの登録を勧告してきたため、

世界文化遺産になるのは、
沖ノ島近辺だけ?
という状態になってしまったのです。

登録の対象となったのは、

  • 沖ノ島
  • 岩礁の「小屋島
  • 岩礁の「御門柱(みかどばしら)
  • 岩礁の「天狗(てんぐ)岩
という4件のみ。

勧告通りに、
沖ノ島と3つの岩礁だけが
世界文化遺産となると、

これは、
どういうことになるのか?
というと、

島全体がご神体とされ、
一般の立ち入りは禁止されている沖ノ島には
足を踏み入れることができないということになり、

玄界灘に浮かんだ状態の
沖ノ島は、
遠くから眺めるだけの観光地になります。

沖ノ島の中には、
4世紀後半に始まったとされる祭祀の遺跡や
国の天然記念物である「沖の島原始林」が

あるのですが、目の前では拝めないのです。

そういう立入禁止の沖ノ島だけが、
世界文化遺産への登録が許されたことに対しては

地元関係者も、
悩んでしまってるのようです。

 

もちろん、
地元関係者や文部科学省は
8件すべての登録を主張していくようなので、

大島と
九州本土の遺産が、
晴れて、世界文化遺産の構成遺産になる!

という可能性は残っています。

そうなれば、
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
として、
人気の観光地になる可能性は高いのですが、

さて、どうなることでしょうか?

 

 

沖ノ島の世界遺産へのアクセスは?

 

 

沖ノ島世界遺産へのアクセスは、

沖ノ島が

福岡県宗像市の沖合にある玄界灘に浮ぶ
孤島ですので、
行くとしたら、船を利用することになります。

 

でも、

沖ノ島には入島できませんので、
アクセスするというより、
沖ノ島を遠くから、眺めるだけとなります。

 

下記の地図で示したとおり、


*地理院地図(国土地理院)を利用して表示

 

九州本土から
約60キロの距離に浮かぶ沖ノ島は
周辺にある三つの岩礁とともに、
宗像大社の「沖津宮」となっており、

国史跡である「宗像大社境内」の一部です。

 

また、

この宗像大社は、

沖ノ島の「沖津宮」と
九州本土にある「辺津宮」と
大島にある「中津宮」と併せて、

合計3宮で構成されています。

 

しかしながら、

勧告通りに、
沖ノ島と3つの岩礁だけが
世界文化遺産となった時は、

宗像大社の「中津宮」と「辺津宮」は
世界文化遺産ではない!
という少し変な状態になってしまいます。

この沖ノ島は
日本では、
14番目の世界文化遺産になりますが、

他の日本の世界文化遺産とは違い、
世界文化遺産の中を観光することができない
遠巻きに見学するだけの観光地なのです。

ですから、
どの程度の距離まで近づくかは不明ですが、
アクセス方法は、船やフェリーだけ?

ということになるのでしょう。

なお、

中津宮」がある大島には、
神湊波止場の大島渡舟ターミナルから
フェリーおおしま」と「旅客船しおかぜ」が

1日合計で、7便運航されていて、

「フェリーおおしま」だと、約25分
「旅客船しおかぜ」だと、約15分
という所要時間で、大島に渡れます。

 

 

 

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沖ノ島の女人禁制は差別じゃないの?

 

 

沖ノ島女人禁制ですが
これは、差別ではなく、
古くから伝わる禁忌の一つであり、

それこそが、文化の一つだと言えそうです。

ちなみに、

禁忌とは、
忌(い)み嫌って、禁止することですから、
穢(けが)れを避けて、慎むということです。

なお、

女人禁制になっている世界遺産は、
沖ノ島だけでなく、

日本では、
2004年7月に世界遺産に登録された世界遺産
紀伊山地の霊場と参詣道」の

構成遺産である大峰山なども女人禁制。

そして、海外では、
1988年に登録されたギリシャの「アトス山」も
1406年から女人禁制が続いています。

つまり、女人禁制を含め、
いくつもの行為が数百年も禁忌として、
守られていること自体が無形の文化である!

と評価されていると言えるのだと思います。

また、

沖ノ島は

女人禁制ですが、
男子も年一回の例祭の時だけ、
しかも、限られた者しか入島できないのです。

基本原則として、

沖ノ島のたった一人の神職以外は、
入島禁止であり、
それが掟(おきて)となっていて、

仮に立ち入りが許されたとしても、
下記のように、宗像大社が伝える
沖ノ島に上陸する際の心得というものも存在します。

沖ノ島上陸心得

沖ノ島は御神体島であり
島全体宗像大社の所有地であります
また国の史跡及び天然記念物にも指定されておりますので
上陸者は下記の事項を厳守して下さい

         記

一、遊山・魚釣り等を目的とする上陸は禁止します
一、上陸者は直ちに社務所に届け出ること
一、上陸者は古例により海水にて禊をし心身を清める事
一、御神水以外の一木一草たりとも持ち帰ることを禁止します
一、古くからの厳重な掟により婦女子の上陸を禁止します
一、その他神社職員の指示に従って下さい

宗像大社沖津宮社務所

また、
暗黙の掟として、
「島での出来事を一切口外してはいけない。」

という禁忌も古くから守られており、
それが、
不言様(おいわずさま)」と呼ばれる由縁なんです。

 

世界遺産である沖ノ島のまとめ

 

 

2017年7月には、
少なくとも、
沖ノ島は世界文化遺産に登録され、

一躍、有名になると思いますが、

女人禁制とか、
男でも入島の際は、禊(みそぎ)をするとか、
島で見聞きしたことは一切口外しないとか

という禁忌(きんき)だけが
クローズアップされてしまいそうですが、

この沖ノ島は、

「海の正倉院」と呼ばれるほど、
西暦4世紀、5世紀からの
祭祀関係の遺構などの歴史的遺産が

数多く遺されていますので、
そちらの宝物にも、ぜひ、注目したいですね。

なお、これらの10万点以上の秘宝は、
辺津宮神宝館」に所蔵されています。
関心のある方は、ぜひ、ご鑑賞、ご拝観ください。

 

 

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