台風は
雨と風を運んでくるだけでなく、
人体にも数々の影響を与えます。
台風がくると、
眠気におそわれる!
だるさを感じる!
という具合に、
頭痛だけでなく、
色んな影響があります。
そこで、
眠気とだるさを感じる原因と
とっておきの対策を伝授します。
台風がくると眠気とだるさを感じるけど。。。
台風は
眠気とだるさも運んでくる!
台風が接近すると、
色んな体調の変化を
訴える人が多いようです。
よく聞くのは、頭痛ですが、
- 耳が痛い
- 肩こりが出る
- 古傷が痛む
- 神経痛が出る
- 腰痛が始まる
などという体調の変化があるのです。
私は、
古傷が痛む
程度ですが、
台風が来るたび
眠気とだるさを感じる人は、
職場でも、苦労されているとのこと。
なんと言っても、
「眠くて、だるい!」
わけですから、
上司などから見たら、
「たるんどる!」
と思われかねないからです。
じゃあ、
どうして、台風がくると、
眠気とだるさを感じるのでしょうか?
台風による眠気とだるさの原因はコレ!
台風による
眠気とだるさの原因、
これ、非常に、わかりやすいのです!
少しだけ、
基礎情報をご説明しておきます。
台風とは
熱帯地域で
発生した熱帯低気圧のうち、
中心付近の最大風速が
秒速17.2m以上のものが
台風と呼ばれます。
その台風は、
つまり、熱帯低気圧は
中心付近の気圧が
周りの気圧よりも低い
という特徴があります。
というか、
低気圧が、
そういうものなのです。
逆に
高気圧は、
中心付近の気圧が、
周りの気圧よりも
高いというものです。
平地というか、
海抜ゼロメートルでの通常の気圧は、
1気圧で、
1,013hPa(ヘクトパスカル)ですが、
台風の中心気圧は、
970hPaとか、950hPaのものが多く、
930hPaとなると、かなり強い台風
というレベルになります。
つまり、
台風が接近すると、
普段の気圧よりも、
低い気圧に囲まれるということです。
要するに、
台風が接近すると、
眠気とだるさを感じるという原因は、
普段よりも低い気圧に覆われるから!
ということになるのです。
では、
具体的に低気圧は
人体にどんな影響を与えるのか
というと、
- 1.酸素濃度が低下
- 2.副交感神経が優位になる
この二つが
眠気とだるさを誘発するのです。
では、一つずつ、簡単に解説します。
まず、
酸素濃度が低下
低気圧が酸素濃度の低下を招く
というと、
少々、
小難しく聞こえると思いますが、
これは、
標高が高い山などに登ると、
「空気が薄い」と表現される
ことを聞いたことがあると思います。
これは、
厳密に言うと、
空気が薄いのではなく、
「酸素が薄い」
つまり、
「酸素濃度が低下する」
ということなんです。
しかも、
標高が高いところでは、
気圧も低くなるのです。
気圧というのは、
「空気の重み」ということで、
海抜ゼロメートルの気圧が
1気圧で、1,013hPaです。
これは、地球の空、
つまり、宇宙の手前から地表までの
空気の重さが、1気圧ということなので、
3,776mの富士山の頂上では、
3,776m分、空気の重さは少なくなり、
気圧は、
650hPa程度に低下するのです。
そして、
酸素濃度も比例するように低下し、
平地の64%程度の
酸素濃度に減少します。
つまり、
気圧が低くなると、
一定の割合で、
酸素濃度も下がるということ。
例えば、
中心気圧が
930hPaの強力な台風だと、
酸素濃度も10%程度
減ってしまいます。
つまり、
一種の
酸欠状態になると言えるのです。
もちろん、
そこには、個人差があるのですが、
酸素濃度が低下することで、
身体の中の酸素が不足し、
その状態に適応しようとする身体は
省エネ状態となり、
眠気とだるさを誘うのです。
これが、一つ目の原因。
そして、二つ目
副交感神経が優位になる
心臓や肺や他の内蔵は、
人が、意識して、動かそうと思って
動かしているのではなく、
勝手に活動してくれているのです。
人間は寝ている時も
心臓は動いているし、
呼吸もしてますよね。
つまり、
動かそうという意識がなくても、
動いてくれるのは、
交感神経と
副交感神経という自律神経が
24時間、
絶え間なく働いてくれるからです。
そして、
この交感神経と副交感神経は、
シーソーのように、
交感神経が働いている時は
副交感神経は休憩しており、
逆に、
副交感神経が働きだしたら、
交感神経は休止モードに入るのです。
つまり、
副交感神経と交感神経は
常に、
バランス良く活躍してくれているのです。
そして、
その二つの神経の役割ですが、
交感神経は戦闘モード、
つまり、
仕事をしている時などのように、
緊張している
活動している
ストレスを感じている
というような場合に働き、
逆に
休息している
食事している
身体を休ませている
というような場合に、
副交感神経が働くのです。
つまり、
台風による低気圧
↓
酸素濃度の低下
↓
身体が省エネモードに変わり
↓
副交感神経が優位になる
↓
眠気、だるさを感じる
というようなプロセスを経て、
台風が接近してくると、
人は、
眠気とだるさを感じるわけです。
これも、
個人差がありますが、
二つ目の原因なのです。
でも、
台風が来ても、
平気な人もいるわけですから、
台風が接近するたびに
眠気、だるさを感じる人は、
つらいものだと思います。
そこで、対策をいくつかご紹介します。
台風による眠気とだるさの対策の一押し!
台風による
眠気とだるさの対策は、
特効薬!
というようなものではないですが、
効果が期待できる対策はあります。
では、
眠気とだるさの原因である
- 1.酸素濃度の低下
- 2.副交感神経が優位になる
これらの原因ごとの対策をご紹介!
「酸素濃度の低下」の対策
空気中の酸素量が減少することで、
眠気やだるさを
感じてしまうわけですから、
酸素濃度の
低下に強い身体にすれば良い!
ということなのです。
テレビのスポーツニュースなどで、
日本代表のマラソン選手が
「高地トレーニングをした」
というような言葉を
聞いたことがありますよね。
これは、
高地という標高が高くて、
気圧が低くて、
酸素濃度が低い場所で
トレーニングをすることで、
酸素不足状態でも、
十分に活動できるような身体を
作るために訓練をしているのです。
つまり、
酸素濃度が低くても
平気な身体にする
あるいは、
低酸素に慣れた身体にする
という言い方もできます。
ということで、
台風による酸素濃度の低下で起きる
眠気やだるさに勝つために、
「高地トレーニング」してください!
なんていうのは大変でしょうか。
って、現実的ではないですよね。
なので、
日頃から、
有酸素運動を習慣づけるように
しましょう。
つまり、
- ジョギング
- スイミング
- ウォーキング
- サイクリング
という感じの運動です。
自分のペースでOKなので、
この際、
始めてみてはいかがでしょうか。
あと、
自宅でもできそうな有酸素運動は、
- ステッパー
- エアロバイク
- スクワット
- ヨガ
- フラダンス
- バランスボール
- パワーヨガ
- ピラティス
などがありますが、
やったことのない人には、
難しそうですよね。
私も無理です。難しそう!
なので、
無理しないで
マイペースでできる
ジョギング、ウォーキングなどが
最適ではないでしょうか。
そして、次は、
「副交感神経が優位になる」の対策
こちらは、非常に簡単です。
低酸素状態になった身体が
省エネモードに入るために、
副交感神経が優位になるわけなので、
省エネモードに
ならないようにすれば
いいのです。
つまり、動く!
ことなんです。
ん?
これって、
わかったような
わかんないような対策ですよね。
眠くならないように、動く!
のが、
対策だ!というのも、
少々、寂しいので、
ここで、
とっておきの簡単な対策を
ご紹介しておきます。
これは、
台風がくると、
頭痛がする人や偏頭痛が痛み出す
という人にも、
効果が期待できる対策です。
それは、何かと言うと、
カフェインを摂取する!
という方法です。
つまり、
濃い目のコーヒー、
あるいは、
エスプレッソコーヒー
を飲めば良いのです。
夜、コーヒーを飲むと、
眠れなくなる
という話を
聞いたことがあると思います。
これは、
コーヒーに含まれているカフェインが
交感神経を刺激するので、
省エネモードから
戦闘モードに切り替えてくれる
という効果を期待できるというものです。
なので、
台風がきて眠くなってきたら、
濃い目の熱いコーヒーを飲む!
ということで、戦闘モードに入ってください。
台風による眠気とだるさのまとめ
台風が
眠気とだるさを引き寄せるのは、
低気圧による酸素濃度の低下で
身体が省エネモードに入り、
副交感神経が優位なるのが原因。
普段から
ウォーキングやジョギングで
酸素の取り込み方を鍛え、
台風が来た時は、
コーヒーを飲みながら、
しっかりと、仕事をすれば、OKです!
こうなりゃ、上司に文句も言われないですよ。
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