敬老の日は
祝日法改正によって、
ハッピーマンデー制度が施行され、
2003年からは、
9月の第3月曜日になりました。
でも、
この敬老の日って、
なんとなく、よくわからないですよね。
誰が誰を何歳から祝うのか?
本来、何をするものなのか?
そして、何を贈るものなのか?
などなどと、
わかったようで、わからないので、
まとめてみました。ご参考にどうぞ。
敬老の日は何歳から祝うもの?
敬老の日は
何歳から祝うのか?
を考える前に、
敬老の日って、そもそも、何?
について、
調べてみたところ、そのまんま!でした。
国民の祝日に関する法律では、
多年にわたり社会につくしてきた老人を
敬愛し、
長寿を祝う
というような表現になっており、
年齢に関する記述は、
「老人」という単語のみなのです。
ですから、
もともと、敬老の日は
何歳以上の人を敬うのか
ということは定められていないのです。
でも、
世の中の意見というか、
一般的な認識には、
- 1.還暦(60歳)になったら対象になる
- 2.定年退職したら対象になる
- 3.孫ができたら対象になる
でも、
1の還暦は
干支(えと)が一巡するという意味であり、
数え年の61歳から老人になるわけではなく、2の定年退職も、
61歳で定年退職となるのが普通だっただけで、
61歳から老人だというわけではないし、
今の時代は定年延長で65歳の会社もあり、
これも、基準にはできないです。では、
3の孫ができたらというはどうかというと、
40代、50代で、孫を持つ人も多いですから、
こちらも、老人の基準にはならない
ということで、
何歳からが敬老の日の対象になるのかは
何かで定められている訳ではないのです。
そこで、何かないのかと調べていたら、
ある化粧品会社が
60から70代の約2,000名の女性を対象に、
自分は
「敬老の日の対象か?」
というアンケートを実施した!
という事実を発見しました!
その結果によると、
約60%の女性は、
「自分は敬老の日の対象ではない」
と考え、
さらに、
45%の女性は
「敬老の日にお祝いも電話も要らない!」
と回答したとのことです。
さらには、
孫がいる人だけに絞って、
自分は、「敬老の日の対象か?」
という同じ質問をしたところ、
なんと、61%の女性が
「自分は対象ではない!」
という回答があったということです。
この結果、どう思いますか?
簡単に言うと、
自分のことを「老人」だと自覚していない!
少なくとも、自覚したくない!
ということなんですね。
この調査結果から考えて、
シニアの人に対して、
「老人」扱いするのは良くない!
ということなのかもしれません。
なので、
60歳を過ぎていて、
仕事も定年退職していて、
そして、孫がいる人
であれば、
自分の孫だけから
「おじいちゃん、おばあちゃん」
と呼ばれることと、
自分の孫からだけ
敬老の日の対象にされることは、
許されそうだと言えそうです。
敬老の日は何をするの?
敬老の日は何をするのか?
と言っても、
自分は、「敬老の日」の対象じゃない!
と思う人が多いわけですから、
下手にお祝いすると、叱られるかも!
あるいは、気分を悪くされるかも!
ということが考えられます。
ですから、
60代や70代のご両親に対しては、
息子、娘からは、何かをする必要はない!
と考えていいのではないでしょうか。
もし、親に対して、
敬老の日に何かをするとしたら、
「長寿を祝う」という観点から、
今の日本の平均寿命である
男性が約81歳
女性が約87歳
を超えてからの長寿のお祝いである
- 米寿(88歳)
- 卒寿(90歳)
- 白寿(99歳)
- 百寿(100歳)
敬老の日のお祝いをするということで
良いのではないでしょうか。
敬老の日には何を贈るもの?
敬老の日には何かを贈るのか?
というと、
こちらも、対象となる人が
敬老の日を喜んでない可能性があるので、
無難な方法として考えられるのが、
孫から、
おじいちゃん、おばあちゃんに
何かを贈るということです。
じゃあ、
何が良いのか?
というと、
保育園、幼稚園、小学校に
通っている場合だと、
保育園や幼稚園や学校で、
敬老の日が近づいてくると、
敬老の日のために
おじいちゃん、おばあちゃんへの
プレゼント!
ということで、
贈り物を作ることが多いと思いますので、
学校などで作った
孫の手作りの何かを贈る
ということで、良いのではないでしょうか?
敬老の日のまとめ
敬老の日は
国民の祝日なので、
何かを祝うわけではありますが、
どういう人が対象なのか
という点があいまいであり、
「老人を敬愛し」
「長寿を祝う」
という目的だけがはっきりしている
という祝日です。
なので、
長寿と言える年齢、
つまり、
88歳の米寿のタイミングで
長寿をお祝いすることで良いのだと思います。
敬老の日には、
孫から、
「おじいちゃん、おばあちゃん」に
対して、手作りの何かを贈る
という程度の行事でいいのかもしれませんね。
ただ、
世の中には、
「敬老の日」なのに、
誰も電話もしてこない!
なんて思ってるシニアの人も
いらっしゃるかと思うので、
望まれているようなら、
和菓子を持って、
会いに行くというお祝いをしてあげましょう!
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