おせち料理で欠かせない黒豆。
でも、
料理でも、煮物は難しいものだし。
黒豆を
煮ることが初めてだと、憂鬱!
しかも、
料理本やレシピでは
錆びた釘と一緒に煮るなんて
わけのわかんないこと書いてるし!
日本料理は難しいですよね。
そこで、
黒豆を
煮る時に錆びた釘を使う理由と
錆びた釘の
代わりになるものをご紹介します。
黒豆を錆びた釘と煮る理由は?
黒豆を錆びた釘と
一緒に煮る理由は何?
かというと、
これは、
美味しくなったり、
やわらかくなったり
というように、
おいしさや触感とは
無関係で
見た目の美しさに関係するのです。
つまり、
簡単に言うと、
黒豆を黒々と、
艶やかに煮上げることができる
魔法のツールなのです。
まさに
日本の先人たちの生活の知恵!
ということなんですが、
今現在の言い方にすると、
黒豆には、
ポリフェノールの一種の
アントシアニン
という成分が含まれており、
そのアントシアニンと
鉄イオンが結合し、
黒豆の黒い色が色落ちしないで、
黒々とした真っ黒な豆に
煮上がるからです。
つまり、
味が
美味しくなるということではなく、
見た目の美味しさを
含めた総合的なうまさ!
を
追求している日本人の知恵なんですね。
でも、
ここで、黒豆の魅力に注目です!
実は、
黒豆に含まれているアントシアニンは
天然色素なのですが、
黒色や紫色の野菜や果物に
たくさん
含まれているポリフェノールの一種。
ご存知の通り、
ポリフェノールは抗酸化物質ですから、
老化の原因である活性酸素を
抑えてくれる効果があり、
血液も
サラサラにしてくれるスグレモノ!
おまけに、
黒豆は黒大豆ですから
大豆と同様に
アントシアニンの他にも
イソフラボンとタンニンも含まれる!
というように、
黒豆は抗酸化物質の宝庫なんです。
以上のように、
黒豆は健康的な食材ではありますが、
錆びた釘の効果は、見た目の美味しさ!
に影響がある料理人的な助材なんですね。
黒豆を煮る時の錆びた釘の代わりはないの?
ただ、
黒豆を煮る時に
入れる錆びた釘の
代わりはないのか?
というご要望も多いようです。
つまり、
食べ物の中に、
錆びた釘を入れるなんて、
気持ち悪い!
衛生上、問題がないの?
と思う人も
多いということなんですね。
確かに、おっしゃる通り!
建築や
日曜大工で使う釘が錆びたもの
なんですから、
そんなものを食べて良いのか?
と思うものです。
でも、
錆びた釘を一緒に煮ると言っても、
昔の人達も、
やはり、工夫はしてました。
私の母も、
年末のおせち料理の準備の際の
黒豆を煮る時は
錆びた釘を入れますが、
錆びた部分は水洗いして落とし、
カーゼや布にくるんだ状態で、
鍋に入れて、煮込んでますので、
そういう工夫はあり!ですね。
それから、
錆びた釘が家にない!
という時には、
鉄製の釘(ステンレス釘はダメ!)を
やすり等で表面を削ってから、
塩水を吹き付けて、数日放置すれば、
錆びた釘は作れます!
が、錆びた釘なんて、気持ち悪い!
と感じた場合は、
今は、便利な代用品があります!
「鉄玉子」という調理小物なのですが、
あの南部鉄で作られた「鉄の玉子」。
もともと、
貧血気味の人や
成長期のお子さんへの鉄分補給に
効果絶大!
ということで注目されましたが、
鉄分によって、
黒豆を黒々と艶やかに煮上げる
という目的にも、
当然ながら、効果がある!
わけですから、
便利なものが登場してくれたわけです。
これなら、
衛生上も気にならない!のでは?
ちなみに、
黒豆を上手く煮ることができない時は
下記の記事でまとめてますので、
ご参照ください。
↓ ↓ ↓
「黒豆が固いときは。。。。。」
鉄玉子の使用後の保管方法
鉄玉子を使用した後は、
錆びてしまわないように、
保管方法も重要になります。
鉄玉子は、
鉄分補給のスグレモノですが、
酸素に触れると、
錆びしてしまい、
衛生面で気になります。
使用後は、
でも、
正しい方法で保管すれば、問題ありません。
- キッチンペーパーなどで水分を取る
- 乾燥したら、
キッチンペーパーでくるみ - さらに、
サランラップでくるんで保管
つまり、
水分を十分に取り除いてから、
湿気と酸素に
触れないように保管する!
ということだけを守れば、OKです。
万が一、錆びてしまったら、
金属たわしで磨くか
酢を溶かした水に漬け置きする
ということで錆びは落とせます。
黒豆を煮るときの錆びた釘のまとめ
黒豆を
真っ黒に艶やかに
煮上げるのに有効な錆びた釘。
有効な手段ですが、
錆び付いた釘を料理に使うのが
気持ち悪かったり、
錆びた釘がない時は、
鉄玉子
というアイテムがオススメです。
黒豆は、
おせち料理には欠かせないものですが、
健康面では、
日頃から食べたい食材。
アントシアニン、
イソフラボン、タンニン
というポリフェノールの宝庫ですから、
毎日、食べて、活性酸素を抑え、
アンチエイジングを
実行してみてはいかかがでしょう。
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