ひな祭りが近くなり、
雛人形を飾ろうとしたら、
雛人形の着物が汚れていたり、
カビが生えたりしてるのを発見し、
困っている人が意外に多い!
ということがわかったので、
汚れていたり、
カビが生えた雛人形の着物の
処理方法や対処方法を
いくつか紹介したいと思います。
雛人形の着物の汚れはどうすればいい?
雛人形の着物の汚れって、
箱にしまっていたのに、
どうして、汚れたの?なぜ?
と思ったはずです。
そもそも、
汚れの原因は
なんだと思いますか?
そうなんです!
それは、
手の皮脂汚れだったんです。
今まで、
雛人形を飾ったり片付けたりする際、
素手で触っていませんでしたか?
素手で人形を触ることで
手の脂が付着して
シミの原因になってしまうのです。
ですが、
そんな雛人形の
着物についてしまった
汚れを落とす方法は
いくつかあるので、ご紹介します。
雛人形の着物の汚れを落とす方法
【台所用洗剤でつけ置き洗い】
用意するもの
・台所用の洗剤
やり方
お風呂の浴槽や洗面器などに、
漂白剤の入っていない台所用の
液体洗剤を入れて
つけおきしてから洗います。
洗う際に
汚れのひどい箇所は
もみ洗いをし、
干す時は、
絞らずに完全に乾くまで
干してください。
【洗浄液を作って洗う】
用意するもの
・歯ブラシ
・酸素系漂白剤(ワイドハイター)
・重曹
・タオル
やり方
歯ブラシに
酸素漂白剤と重曹液を
少量つけて、
少しずつ叩きながら
タオルなどで濡れたところを抑え
タオルに汚れを移しながら、
シミをとるという方法です。
この方法を試す場合には
必ず、
着物の目立たない部分で
試してみてから
汚れの部分に使って下さい。
雛人形の着物がカビてた場合の対処方法は?
雛人形の
着物のカビの原因は、
なんといっても湿気です!
雛人形は一年を通して
収納されていることが多いはず。
どんなに
綺麗に収納されたとしても、
収納されている押し入れなどは
湿気が溜まってしまい、
とてもカビが生えやすい状況なんです。
これは、
衣類や布団も
カビてしまうので想像できますよね?
そんな雛人形の着物の
カビの対処方法について
紹介したいと思います。
が、
その前に、
自分で雛人形の着物のカビを
落とすことは可能なのか?!
というと、
実は、
基本的には、
着物のカビを
除去するのは難しいです。
特に
カビがシミになって着色すると、
人形屋さんであれば、
ものによっては、
染み抜きをして綺麗にしてもらえますが、
最悪の場合は、
人形屋さんに持ち込んでも、
生地の張り替えなどが必要になります。
ですが、
そんなカビを綺麗にする方法があります!
それは、
1.陰干しする
まずは、
2日ほど、カラカラになるまで
日陰で、陰干し、
カビの息の根を止めます。
そして
2.拭き取ります
マイクロファイバーのタオルや
メガネ拭きなどの吸着率の高い布
または、消しゴムなどで
そっと、カビを取り除きます。
3.消毒する
最後にエタノールを
染み込ませて硬く絞った布で
そっとなぞり、消毒をします。
4.乾燥させる
その後、
再度、陰干しして、
十分に乾燥させてから片付けます。
5.注意点
あまり濃いエタノールを使ったり
着物がしっとりと、
濡れてしまうほど浸してしまうと
生地や色に影響が出て
余計に染みを作る場合もあります。
なお、
当然ですが、
この一連の作業中も
素手で直接触らないように、
使い捨てのキッチン手袋などを
使うようにしましょうね。
また、
カビと汚れは原因が別なので、
カビ対策は、
保管場所の湿気対策を行うなどの
別の対策が必要となります。
雛人形の着物のまとめ
雛人形の着物が
汚れていたり
カビが生えていた場合の
対処方法について紹介しました。
ここで紹介した方法は
あくまでも
自己責任のうえで行って下さいね。
もし、大切な雛人形で
失敗したくない場合には、
専門業者に頼むこともできます。
加えて、
1体が
2,000円から6,000円かけて、
着物の交換をする方法もあります。
なので、
大事な雛人形であればあるほど、
まずは、人形店などに
相談することをおすすめします。
雛人形は
どんなに綺麗に収納していても
黄ばみなどの汚れがでてしまいます。
時間とともに、
劣化するのは仕方のないことです。
ですが、
もともと、雛人形は
お子様の成長過程での災難を
身代わりになる存在なんです。
人形が傷ついたり
汚れたりすることは,
まさに、
それが、身代わりの役目
と言えます。
それは、
縁起のいいことなので
汚れも成長の証として、
そのままにすることも
雛人形の一つのあり方と言えます。
とはいえ
綺麗な状態を保つことが一番です。
なので、
触れるときは手袋を使いましょう。
そして
収納するときには
除湿、防虫、防腐を心がけ
大切に保管することを忘れずに!
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