WLTPとJC08とWLTCの違いと導入時期!車の燃費について。

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自動車を買う時に
燃費を気にする人は多いはず。

2016年に、

三菱自動車とスズキの
燃費不正問題が発覚したこともあり、
燃費の測定方法の基準が変わる!

ということが決定しています。

でも、

燃費の意味はわかっても、

WLTPとか、
JC08とか、
WLTC

なんていうのは
違いもわからなかったので、

簡単にまとめてみました。
ご参考にどうぞ。

 

 

 

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WLTPとJC08の違いは?

 

WLTPJC08違いは、

 

似て非なるものですが、
簡単に言うと、両方とも
燃費を測定する方法のこと。

 

簡単に言うと、

 

WLTPモードとは
WLTPは燃費測定の世界統一試験方法

 

JC08モードとは
JC08は日本の国土交通省による試験方法

ということになります。

 

2017年現在、日本で適用されているのは、

もちろん、JC08モードですが、
過去には、
10・15モードが使われていました。

が、しかし、過去において、
10・15モードで測定された燃費を
車のカタログで表記する義務があったものの、

実際に車を使用した際の燃費とは、
大きな隔たりがあったため、
2011年4月1日以降は、JC08モードでの燃費

をカタログで表記する燃費となりました。

簡単に測定方法の違いを書くと、

 

項目JC08モード10・15モード
平均速度24.4km22.7km
最高速度時速81.6km時速70.0km
運転時間1,204秒660秒
走行距離8.172km4.165km

という具合に、
より実態に近い測定基準に変えて、
計測された燃費を表記することになったのです。

ところが、
このJC08モードでのカタログ上の燃費も
実際の燃費とは大きく違うのでした。

これは、
実際に、車を購入し、
運転している人なら、周知の事実。

それどころか、

メーカー側も、ディーラーの販売員も
当然のように、
違いを認識しているという不思議な数値。

そこで、
2016年の三菱自動車、スズキなどの
燃費不正問題もあったことから、

再度、基準の見直しの動きが出てきて、
WLTCという新たな燃費計測方法が
導入されることになったのです。

 

でも、WLTPじゃなく、WLTCなの?
と思う人もいるでしょうから、
その辺を次に説明しておきます。

 

 

 

WLTPとWLTCの違いは何?

 

次に、

WLTPWLTC違いは、
と言うと、

 

WLTPモードとは
WLTPは燃費測定の世界統一試験方法

 

WLTCモードは
WLTCは燃費測定の世界統一試験サイクル

ということになるのですが、
違いが見えないですよね?

そうなんです!

 

WLTPとWLTCは同じものと考えていいようです。

あえて、違いを言うなら、
WLTPは試験方法の概念
WLTCは試験の具体的な方法

という感じで良いのでは?

じゃあ、WLTCは、いつ、導入されるんだ?

を次に、ご説明します。

 

 

 

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WLTCモードの導入時期はいつ?

 

 

WLTCモード導入時期は、

ズバリ、2018年10月からです。

 

つまり、

2018年10月からは、
WLTCモードで計測された燃費が
自動車のカタログに表示される

ということになるのです。

  • 10・15モード

     ↓

  • JC08モード

     ↓

  • WLTCモード
と、燃費の計測方法が変わってきた理由は、

どれもこれも、
数値が、
「絵に描いた餅」だったんですね。

なので、また、基準が変わっても、

WLTCモードの正確性は大丈夫?

と、疑心暗鬼になるのも無理はない!ですね。

 

ちなみに、

今現在のJC08モードでの燃費
と、
実際に走行した時の燃費の違いは、

概ね、
どのメーカー、どの車種であっても、
20から30%程度の違いがあるとのことです。

 

例えば、
カタログ上の燃費が、リッター20kmなら、
実際の燃費は、14kmから16km

ということです。

こういう違いがあることに、
誰もが気づいていたのに、
放置されていたという事実が不思議ですが、

やっと、てこ入れされることになりました。

そこで、

上記に示した測定基準の違いを
新基準のWLTCも加え、
一覧表にしておきます。

 

項目WLTCモードJC08モード10・15モード
平均速度36.57km24.4km22.7km
最高速度時速97.4km時速81.6km時速70.0km
運転時間1,477秒1,204秒660秒
走行距離15.01km8.172km4.165km

というように、

平均速度が速くなり、
最高速度も高速道路での実態に近づけ、
走行距離も長くした

という内容になっています。

 

ただし、

エアコンやカーナビカーオーディオ
そして、
ヘッドランプにフォグランプは

JC08モードと同様に、
考慮されていない、
つまり、オフ状態での測定ですから、

日本のような四季のある国では、
やはり、実態に近いとは
言えなさそうな気がします。

でも、

そこを考慮し出すと、
個人差もああるでしょうから、
キリがないということなのでしょう。

 

 

 

WLTPとJC08とWLTCのまとめ

 

 

ということで、
WLTPとJC08とWLTCの違いを
まとめてみました。

なかなか、
統一的な基準で燃費を計測するのは
難しいことなのでしょう。

実態も、
運転の仕方、エアコンの使い方、
オーディオの使用頻度にも

個人差があるわけですからね。

私の場合は、
信号待ち後のスタートダッシュや
高速道路での加速時は、

かなり、アクセルを踏み込みますから、
人よりも、燃費は悪いと自覚してます。
世の中のドライバーは、どうなんでしょう?

 

 

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